こにゃにゃちわー。どーも、初めまして。まきまきです。以前は探偵をやってたんだけど、そこの社長がセクハラ野郎でさー、車で二人で尾行してると必ず結婚申しこんだり、「愛のコリーダって知ってるか?女のアソコに刺身つけて食うんだ」とか気持ち悪い事言うからうぜーのなんの。「てめえ、ふざけんじゃねえ」とか蹴ったら、グーで殴りやがんの。生まれて初めてだよ、そんな暴力!頭きたから帰ろうと思ったら目に涙溜めてあやまってやんの。むかついたから裁判で訴えて70万とってやったけどね。その後で『FRASH』とか足フェチのモデルたまーにやりながら法律事務所に勤めてるというわけ。
趣味は映画見る事ですね。ほぼ毎日見てるよん。で、このコーナーではあたしがいかにジョン・ウォ―ターズやサム・ペキンパーやジョン・ウーが好きかを書いてくれとジーコさんに頼まれたので「まあ、しょうがねえか」と引き受けやした。そのかわり『魂のアソコ』出してよね!
去年一番のヒットは『戦争のはらわた』。ずっと口を開けっぱなし。アドレナリン出まくり!やはりペキンパーは最高。全くドイツ人には見えなかったけど、ラストに高笑いするジェームズ・コバーンにぞっこん。コバーンは今回がお初だったので、早速未見だった『大脱走』と『荒野の七人』をビデオ屋さんで借りて観たワ。
ひょろひょろしてて、虫みたいだけどやっぱり格好いい!ただ、今私が担当している企業の破産事件の取締役が、コバーンにそっくりの猿顔なのでどうしてもダブる。おかげで困ったことに、その社長が事務所に打ち合わせに来る度に、どきどきしてしまうの。無一文のオヤジに惚れてしまいそう。
うろ覚えですけど、以前何かの雑誌に『戦はら』のリバイバルの宣伝で「『プライベート・ライアン』に迫る迫力!」だなんて、ふざけた記事が載ってたんだよね。
はぁ?なに寝惚けたこと言ってんの?『戦はら』に比べたら『プラ・ライ』なんざクソだね。っていうか、比べるのもおこがましいわ。確かに最初の30分は凄いけど、飽きる。しかも、泣けない。これは致命的だね。スピルバーグ、バッカじゃない?『シンドラーのリスト』もユダヤ人殺す所はいいけど、ラストで「この指輪を売ればもう何人か救えた」とか、生き残った本人出したりとかあざといんだよ!
それに引き換え『戦はら』は何度観ても新鮮。しかも、号泣。これぞオトコ!周りにもよく言われるけど、私はオトコに生まれてくるべきだった!
この映画は沢山のオジさんの中、女は私一人というシチュエーションで観た。
無理矢理連れていった男友達は途中爆睡していたので、もう二度と一緒に映画を観ないことを誓った。
あたしは映画に触発されオトコになっていたので、ふざけんなよ!てめえそれでもオトコか?と、もう少しで乱闘騒ぎになるところだった。今思い返せば、その腰抜けと以前『Pola・X』を一緒に観た時、奴は無茶苦茶感動していました。感性が合わないことはその時に気付くべきだったのですねー。
以前よりジーコ氏から『七人の侍』を観るようにとうるさく言われ続けていたのですが、黒澤の映画って、理屈っぽくて面倒臭そうだなと思って敬遠してたの。
コバーンの『荒野の七人』の原型が宮口精二、ペキンパーの師匠が黒澤明だというので、やっと先日観たら本当に凄いので、24年間こんな傑作を観なかった自分を恥じております。長くなるから感想は書きませんが、一人一人の人物像が素晴らしい!ビデオ屋さんに返却するまでに3回繰り返して、泣きながら観ました。三船いいねー!あまり映画に興味のない友達ばかりなので、いくら勧めても観てくれない。だから、映画の話になると少し熱くなってしまう。長々とごめんね。
私はオトコ泣き映画を広めたいので、もしもそういう場を与えていただけるのでしたら、とても嬉しいです。
そろそろ仕事に戻らないと。
乱文で失礼しやした。こんなんでいいの?
byまきまき |