電脳ブラックジャックの
「死霊さんいらっしゃ〜い♪」
兵隊さんたちの巻♪
あらすじ 私、電脳ブラックジャックは、ヒーラーとして修行中である。西暦二千年十月、生きて働く高貴な死霊さん「陛下」が私の師となった。私は、世にも珍しい「ヒーラー死霊と暮らす人種」となったのである。お蔭様で、妙な苦労が絶えませんです。
陛下と一緒に暮らすようになって、気づいた事が沢山あります。もちろん、教えていただくことも多々あるのですが、自分でイキナリ発見してしまう場合もあります。
死霊さんには、『死霊さんネットワーク』とかいうものが存在し、死霊さん同士で情報交換をしているらしいという事を、私は発見してしまいました。実に厭な発見です。
ある時、自宅近くを深夜、コンビニへと出かけた折、ふと背後の気配に気になったのです。
振り返って見ると、私の後ろには、大勢の兵隊さんの死霊たちが、ズラリと隊列をなして進軍しているのです。
「何か用ですか?」と、私が聞くと、
「お宅にいらっしゃる陛下に会いたくて付いて来た。陛下が貴方の家にいるという事は、死霊たちの間では専らの噂だ。」
どないせ〜ちゅうんじゃ〜!
〜続く〜 |